一緒に暮らしていた祖父が亡くなり、寂しさを感じていた。戦後、祖父がシベリアに抑留されていたことから、祖父のことを理解したいと思い、シベリア抑留について調べるようになった。ある時、引揚資料館を訪れると、船の中で母親が自分の衣類を再利用して仕立てた子供の服が展示されていた。その縫製の美しさに目を取られ、しばらく戦争の恐ろしさを忘れて見入った。
自分のズボンを切って靴下を作る映像を撮影した。